今治市は造船業の盛んなエリア!どんなタイプの造船所があるの?

今治市は愛媛県北東部に位置する市で瀬戸内海を挟んで尾道市と向かい合っています。
この地域は造船業が盛んな地域として知られており、市内の沿岸部には様々な造船所が経営されています。
今回は、今治市にある造船所にはどんなタイプがあるのかについて解説していきます。

今治市にある日本有数の大手の造船所

今治市には、日本有数の大手造船所があります。
今治にルーツを持つ造船所でありながら、海外企業とも競争関係にある国際的な企業として造船業を営んでいます。
主に商船やタンカー、天然ガスを運搬するLNG船といった貨物系の船舶を建造しており、自衛隊の艦船の建造を請け負うこともあります。
また、他にも大手の造船会社が今治を拠点にしており、商船のみならず海洋開発に用いられるような設備の建造も行っているのが特徴です。

中堅の造船所も多い今治市

日本を代表する大手造船所だけでなく中堅の造船所も数多くあります。
これらの造船所では、コンテナ船などの建造を主に行っており、中には海外にも拠点をもって海外進出している造船所も珍しくありません。
大手の造船所に比べると規模や建造数は少ないものの、世界の海運業界の視点から見ても高い技術力や生産性を誇っています。

小規模な造船所も健在

もともと今治の造船所は、小規模な造船所も少なくありません。
家族経営の町工場のような造船所も多く、その中にはキラリと光る技術を持っている会社も少なくありません。

漁船などの小規模な船舶を建造しているだけでなく、技術力の高い小規模な造船所では、自衛隊からの受注を受けてミサイル艇や掃海艇などの小型艦船を建造しているところもあります。

小規模といっても、従業員は多く、地元の人々にとって造船業は今治市の地域経済に大きな貢献をはたしていると言えます。
また、多くの雇用を生み出しており、今治市を様々な面から支えているといえるでしょう。