四国の米どころ!香川県で生産される魅力的なお米の特徴とはどんなもの?

香川県の農業は、温暖で雨量が少なく、日照時間が長い瀬戸内式気候を活かして多種多様な農産物を栽培しています。その中でもお米は、環境に適した品種が育てられており、高品質で美味しいと評判。そこで今回は、香川県で生産される魅力的なお米の特徴をご紹介します。

香川県で生産されるお米の魅力的な特徴とは?

香川県では、コシヒカリをはじめ、ヒノヒカリやあきさかりといった全国的に人気の品種に加え、県独自に開発されたお米である、おいでまいが栽培されています。中でもおいでまいは、高温に強いだけでなく、粒ぞろいの美しさと、噛むほどに広がる甘みが特徴で、全国食味ランキングで特A評価を複数回受賞しています。また、温暖で日照時間の長い気候と、ていねいな栽培管理により、どの品種も高品質で美味しく仕上がっている点が魅力といえます。

江戸時代の米どころはどんなところ?

江戸時代の米どころとして知られたのが庄内米(現在の山形県)、近江米(滋賀県)、さぬき米(香川県)の三大米です。これらの地域では、水資源に恵まれ、肥沃な土地と気候条件を活かして質の高い米が生産されていました。特に香川県のさぬき米は、当時から美味しいと評判で、年貢米として江戸にも出荷されていました。米は貨幣に代わるほど価値があり、藩の財政を支える重要な作物として位置づけられていました。

お米が市場に並ぶまでの流れ

収穫されたお米は基本的に農家からJAを通じて集荷されます。JAは品質検査や乾燥調整、袋詰めなどの工程を経て、安全で美味しいお米を市場へ供給します。主な流通ルートは、自主流通米として卸業者や小売店を経由し、スーパーや米穀店、飲食店などに届けられます。近年は、農家が直売所やオンラインで直接販売するケースも増え、多様な形で消費者のもとへ届いています。