多治見発のおしゃれは、自然体でちょっと上質がちょうどいい

岐阜県の東の方、多治見市。美濃焼の町として知られていますが、実は最近「アパレル」にもじわじわ注目が集まっているって、ご存じでしたか?私も最初は「陶器とファッション?関係あるの?」なんて思っていた一人。でも、実際に足を運んでみると、なんとも言えない“自然体のおしゃれ”が多治見には根付いているのを感じたんです。

焼き物の町に流れる、美意識のある日常

多治見って、古くから美濃焼を中心に、手仕事やモノづくりが生活の一部になっている土地です。だからでしょうか、服や雑貨にしても「素材感」や「風合い」を大事にしたものが多い印象。どこか素朴だけど、芯が通っている。そんな空気感が、アパレルにも反映されている気がするんです。

実際、セレクトショップや地域密着のアパレル企業では、ゆったりとしたラインの服や、天然素材を使ったアイテムを取り扱っているところが増えていて、忙しい毎日でも“自分らしく心地よく”過ごしたい女性たちにぴったりのスタイルが揃っています。

等身大のおしゃれを楽しめる多治見スタイル

「今日もがんばろう」と思える服って、決して流行りものじゃなくて、自分の気分やライフスタイルにしっくりくるもの。多治見のアパレルには、そんな“等身大”の魅力があります。ガチガチにトレンドを追いかけるのではなく、ちょっとした抜け感や、色のやわらかさを大事にしているのが特徴です。

私が特に気に入っているのは、シンプルな中にも遊び心が感じられるカジュアル服。例えば、無地のカットソーにさりげなく入ったステッチや、軽やかなリネン素材のワンピースなど、普段使いにぴったりなのにどこかセンスが光るアイテムが多いんですよ。

そして、そうした商品を作っている企業のひとつが、多治見を拠点にするアパレル企業「エンペラー」さん。ベーシックだけど地味すぎない、そんな“ちょうどよさ”を大切にしたものづくりが印象的です。

地元発ブランドを味方に、私らしい毎日を

多治見発のアパレルを取り入れて感じるのは、気持ちに余裕ができること。肩の力を抜いたおしゃれができると、なんだか生活全体にも優しいリズムが生まれてくる気がします。家事に育児に仕事に…と慌ただしい毎日の中で、ふっと気持ちが軽くなる服って、実はすごく大事なんじゃないでしょうか。

岐阜や多治見って、東京や大阪みたいな“派手さ”はないかもしれないけれど、その分、“日常の中でちょっと素敵”がぎゅっと詰まった地域。そんな土地で生まれるアパレルには、暮らしに寄り添う優しさがあります。