多岐に及ぶ農作物の生産加工

産業を支える生産加工農作物を生産加工し付加価値がつけられた商品に関しては、70兆円ほど。上手く軌道に乗ることができれば、一大産業です。実際に「第6次産業」として位置づけられており、近い将来は国を支えるほどのものになるのは確かです。
では農作物の生産加工とは、具体的に何をどうするのでしょうか。掘り下げてみました。

典型的な生産加工例

農作物の生産加工としてわかりやすい例は、梅干しやジャムでしょう。梅干しの場合は、梅の木から梅の実が生産されます。場所にもよるかと思われますが、一般的にはミツバチを使って生産。梅は自分で花粉の受粉ができないからです。
梅の実は6月~7月頃に収穫。生産加工を手掛ける工場へ運ばれ、汚れをしっかり落とします。キレイになった梅の実は塩漬けにされ、熟成。しっかりと塩漬けが終われば天日干しとなり、見るだけで酸っぱくなる梅干しへと生まれ変わるのです。なお梅干しは、ご家庭でも生産可能。1ヶ月ほど時間がかかりますが、自家製の梅干しを堪能するのも乙なものです。

化粧品も手掛けてます!

最近は、斬新な農作物の生産加工をおこなっている所も増えてきました。手掛けているのは、化粧品です。バラ農家が生産しているのは、オリジナルのコスメグッズ。バラから採れたエキスには、お肌を潤してくれる栄養分が凝縮されています。お肌に優しい栄養分をそのまま詰め込んで生まれたのが、完全オリジナルの化粧品です。
じゃがいもから、石鹸を生産している農業の方もいらっしゃいます。じゃがいもには、お肌に優しいビタミンCが豊富に含まれています。じゃがいもをつかったパックもあるとのことなので、効果は絶大です。

意外と身近な生産加工

農作物の生産加工の歴史は、かなり古いです。先程紹介した梅干しだけでなく、お茶や乾物も「生産加工された農作物」と言っても差し支えないでしょう。
商品はスーパーやコンビニはもちろん、ネット通販からでも購入可能。確実に手にするのなら直接農家から購入するのが早いでしょう。