東京の縫合針は世界一細い針を制作しています

どのぐらいの細いのか

医療は日進月歩です。
医療機器や器具も日々進化を遂げているのです。
首都近郊にある工場で創業して半世紀以上存続しています。
1960年代から医療制作をしています。
2004年に3年の開発期間を経て直径0.03ミリ長さ0.8ミリの針が誕生しました。
髪の毛よりも細く、肉眼でもわかりづらい大きさです。
大学病院の医師からの要望で制作が開始されました。
東京の縫合針最小の制作は当時不可能とされていました。
製造機械もないし素材も何を使用したらよいかわからない状態でした。
日々失敗を重ねていった結果一つの成功を手にしたのです。
世界で一細い針はどのように穴を開けているのでしょうか。
ドリルは入らないレーザーでは金属が溶けてしまいます。
針の根本を二つに折りそこに糸を挟み固定するという昔ながらの方法を採っています。
現在は約1万種類の針を生産しています。
多品種少量生産の対応していて独自のブランドも持っています。
ものづくりに関する数々の賞も受賞されています。

携わる技術者とはどんな人

世界一最小の開発する前は一人の針の穴を一人の優秀な職人に任せていました。
職人がある日働けなくなりましたが他に誰もできませんでした。
一人に頼るのではなくマニュアル化して誰にでもできて製造ができるよう今日にたどり着きました。
昔は見て覚えろというスタイルでした。
理解度や習得度、引き継ぐ力など技術にばらつきが生じてしまいます。
現在ではOJT研修制度を設けています。
会社は初めての方も安心して取り組める仕組みに努めています。
東京の縫合針の工場見学会社説明会が開催されています。
工場見学はオンラインでも可能です。
新卒は工業系学校出身者を採用していますが、中途では他業種から転職された先輩も在籍しています。
東京の縫合針の製造部門では半数以上は女性従業員が活躍されています。
女性の繊細さという性質が役立てられて世界一細い針の製作の実現ができているのです。
仕事と子育てを両立されている方もいます。